2009年7月20日月曜日

7/20 Today「 海の日」(7月第3月曜日)

海の日 - Wikipedia:"海の日(うみのひ)は、1996年に制定された日本の国民の祝日の1日である。制定当初は7月20日だったが、祝日法の改正(ハッピーマンデー制度)により2003年から7月第3月曜日となった。

国民の祝日に関する法律(祝日法)では「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としている。"

でも日本の「海離れ」は著しい。日本の外洋船員数も、漁業従事者数も、ヨット人口も、今や激減。日本は「農民国家」に逆戻りしつつある。

国土交通省や地方自治体の行政の基本が「陸」にあるからしかたがないところか。法定安全器具は国際価格とくらべてべらぼうに高いし、航海機器(通信)の規制緩和は全く遅れているし、北海道庁は北海道へのヨット渡航を禁止するし、今回トカラ列島でも役場は「ヨットは出ていけ」と言い出すし、困ったことである。

「海洋国家」の基本は「移動の自由」の保証だ。風の力だけで世界中どこにでも移動できるヨットは、「自由の獲得」という意味で、海洋国家の原点である。欧米諸国でのヨット人口の多さには、こういう国民的な文化の背景がある。

ヨットはいざとなれば軍事力にもなる。ダンケルク撤退作戦ではイギリス中のヨットが動員され兵員輸送に活躍した。だからイギリスでは今でもヨットには最高の敬意を表して海軍旗を掲げることが許されている。日本みたいにプレジャーボートを目の仇にして迫害する国家は弱体化するのである。

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